オサゴミ
にわかに始めたオサゴミの類
今年は色んな虫が採りたい
岐阜 ミヤマクワガタ 66.2
岐阜県産 66.2mm(標本サイズ)
2018年7月 死骸拾得
友人とミヤマ狙いで1日採集
樹液ではメスしか採れず
この年の酷暑を甘く見ていた
日が落ち、灯火巡りに切り替えたが
こちらもメスばかり…
ちなみにこのゴホンダイコクを採ったのも同日
https://guesstwig.hatenablog.com/entry/2020/10/17/123546
発見時の写真
結局オスは死骸を2頭見つけただけ
僕が見つけたこの個体は蜘蛛の巣が脚に絡まり
仰向けでカラカラに乾き切っていた
軟化したところ当然のようにバラバラ…
試行錯誤してなんとか見れる状態に
大きくないけど端正な形
やっぱりミヤマはかっこいい
今年は是非
元気でピカピカの大きな個体に出会いたい
ハチジョウコクワとその思い出
八丈島産 44.5mm(標本サイズ)
2017年5月 自己採集
もはやひどく懐かしい、2017年5月
Twitterで親しくなった友人との
八丈島遠征で運良く採集できた個体
再展脚前の写真
いつも通り標本記事の予定だったが
先日再展脚して、その魅力に改めて感動
当時のことを少し振り返ることにした
朧げながらここからは
採集記には満たない思い出日記として
つらつらと書いていきたい
予定が立ったのは遠征20日前だった。往路の船は夜行、二等和室で雑魚寝。まさに学生!というスタイルだが船が新しくなったばかり、乗客も少なめという条件で想像より遥かに快適だった。
私のいびきが1番、友人の快眠を邪魔したのではと今更ながら申し訳なく思う。
実はこの遠征、彼も私もクワガタはメインターゲットではなかった。しかもお互いに目的の生き物が全く別で、2泊という旅程はなかなか切迫していたはずだった。
その割には2人とも「クワガタ!クワガタ!」と採集意欲は高かったように思う。かっこいいから仕方がない。
まず初めに友人のマイポイントにてネブトクワガタを探したが、僅かな幼虫と成虫の死骸しか見つからず、2人で少し落胆。
ヒラタもそれらしいロードキルを見つけるに留まり、ノコギリはワンペアを2人で確保という結果で、割いた時間を考えれば十分な成果だが当時は悔しさもあった。
しかしコクワはなかなかどうして、数だけで言えば本州並みに見ることができた。
2日目の夜、結論から言えばあっけなかった。ふと立ち寄った外灯、周りの木に目を向けた時だった。「おるやん!こっちにも!」多分そんなセリフを言いながら、写真を撮る余裕もなく手を伸ばした。
私があれよあれよと掴んだ3頭は、それぞれ悪くないサイズで、友人は悔しそうな笑顔を浮かべていた気がする。
手にした時の写真
最初に手にした3頭(1番上が冒頭の個体)
この時テンションは最高潮だった。大きさも嬉しかったが本当に赤いのだ。派手ではないが上品なワインレッド。細身の体型も相まって繊細な雰囲気を醸し出していた。
また展脚して改めて感じたが光沢が強い。特に上翅会合部付近など顕著だ。ついつい標本の角度を変えてその艶感を楽しんでしまう、魔性の輝きだと思う。
約1時間ほど探して、2人で合計10頭以上確認しただろうか。高所の個体を見つけた際、友人が見せた華麗な木登りが今でも印象深い。
好条件ではこんなに採れるのかと興奮すると同時に、噂通りコクワが増えてるのだなと冷静に考えさせられた。
最後はキープしていたものをまとめて記念撮影。私は最初の2頭、友人は1頭だけ持ち帰って、残りはすべてリリースした。
さて本題からズレるが、本遠征はメイン・サブ含めてターゲットが幅広く、スケジュールなどハードな部分も多かった。その中で我々を癒し、活力を与えてくれた食べ物を紹介したい。
八丈島ではスーパーでマジ?と思えるような寿司や刺身を購入することができる。中でも島寿司はなかなか特徴的なヅケのお寿司で、採集の合間に食べると束の間の旅行気分を味わうことができる。
特に景色を見ながら屋外で食べた2日目などは、なんとも贅沢で「さあもうひと頑張りだ!」という気持ちにさせてくれた。
単独行だと特に食事は疎かにしがちだが、美味しいものを食べてリフレッシュするのは重要だと感じる。特に同行採集では会話しながら気持ちを切り替えられるのが強みだし、大切な思い出にもなるのでオススメだ。
今回はここまで。その他にも思い返せば、水中に半分カメラを沈めての撮影会や浜辺の探索、現地の元気な子供達や優しいお爺さんとの邂逅、深夜1時のダンゴムシ掘りなどキリがなくなってしまう。
是非また振り返る機会を設けたいし、再び訪れたい。あの時はありがとうございました。
愛知 コクワガタ 51.1
愛知県産 51.1mm (標本サイズ)
2020年6月 自己採集
カブト同様にノコギリ採集の副産物
再展脚を経て、なんとか形になったので掲載
失敗気味だけど深度合成もしてある
当初の展脚と写真はどちらも
「これで載せるのは違う」と躊躇う仕上がり
展脚はムツカシイ
入っていた捲れ
少し高い位置で抜き出すのに苦労した
手にした時の写真
「顎なっげえ」というのが第一印象だった
この写真では伝わらないだろう
はじめての50mmUP
大きなコクワは格別、別格であった
2019年8月 壱岐採集行 前書き
6月中旬、友人からの数か月振りの連絡だった。長い付き合いである。シーズンインしたのに音沙汰がない、これは嗾けないとまずい。そう判断されたのだろう。結論としてはその通りであった。
2019年、私に夏があったのは彼のおかげだ。この年は例年以上に腰が重かった。連絡からたっぷり10日ほど気持ちをアイドリングし、6月末ようやく近場のポイントに足を運んだ。成果は8キロ歩いて54mmの中大歯1頭、私の意欲は霧散した。
そもそもである。私は2018年の伊豆大島単独行を経て、来年こそは壱岐に行くと息巻いていたのだ。それが前述の有り様で友人も閉口したに違いない。
壱岐といえば現ギネスの77㎜という途方もない個体が得られている場所だ。これも友人がノコギリクワガタに熱を帯び始めた際に教えてもらった。2017年、彼の伊豆大島遠征に同行させてもらった頃だと思う。記憶が曖昧だが遠征中の事だったかも知れない。
脳内情報が更新されておらず本土ノコ=74mmであった為、その大きさにも驚いた。しかし彼が情熱的に語り、私が衝撃を受けたのは壱岐の形とも呼べるだろう大あごの形状だった。
里山不毛地帯で生まれ育った当時の憧れ、いわゆる水牛型は”くの字型”に、内側へ湾曲した大あごが特徴だ。個人的には大あごがグッと屈曲しているような個体が至高だと思っていた。
しかしその本に載っている個体は、くの字に曲がったその後、大あご先端が外側に向けてうねりながら、前方へスラリと伸びていた。壱岐産の内歯は本州産と比べると先端に位置することもあり、大あごの長さが強調された姿は非常に魅力的だった。
7月に入り、容赦なく遠征報告が届く。彼の目標は常に高く、力及ばず喘ぎながらも理想の湾曲を求める姿に感じるものがあった。このままでは終われない。私は少しずつ遠征計画を練り始めた。
やはり友人もまだ訪れていない壱岐で、漆黒の円弧に対抗するしかない。「ここは俺がやってやる」そういう気概である。
この思念が届いたのかその週友人から「君が実は…と特大アマミノコを見せびらかしてくる光景が脳内に浮かんだ」と言われた際にはさすがに苦笑した。実際に私が選んだ島は奄美ではなく壱岐島だったのだが、そう簡単には出し抜かせてはもらえないようだ。
博多発のフェリーを予約したその時、私は病室にいた。7月中旬、親知らずを一気に4本抜いたのだ。2泊3日だった。例年以上に腰が重かった原因だ。
全身麻酔にもかかわらず、途中ふわりと意識が戻り「全然抜けない!(怒)」と力いっぱい親知らずを砕き抉り取らんとする医師の声と、その動きに合わせて口内から響く轟音は今もまだ鮮明だ。
次に覚醒した時はすでに病室で、終わってみると大したことはなかったが正直、事が済むまでの数か月は戦々恐々としていてクワガタどころではなかった。
抜歯後も1ヶ月間は腫れや化膿に怯えていたが、傷口も閉じた8月中旬、私は無事に真夏を迎えることになった。
Carcharodontosaurus 改修
https://guesstwig.hatenablog.com/entry/2020/11/07/210628
前回記事のカルカロドントサウルス
違和感の最大の原因となっていた
頸部を大幅に改修
改修前と比べて
それっぽさは格段に高まったはず
でも全体のバランスは…
もうこれは終わりにして次回に期待
今回はカプセルQミュージアム 恐竜発掘記9
ティラノサウルスと並べて
Carcharodontosaurus
何か作ろうと思い立ち
昔から好きなカルカロドントサウルスを
石粉粘土でフルスクラッチ
ティラノサウルスに匹敵すると言われている
大型肉食恐竜の一つ
ただ近縁のギガノトサウルスの方が大きく
こちらは地味な印象
発掘されている骨格の部位が
少ない所もマイナスポイントだろうか
目指したのは往年の
製品版チョコラザウルスのサイズ感と完成度
なんちゃってチョコラザウルス 第一弾
だったのだけど 少し鳥っぽくと考えた結果
JPのラプトルみたいになってしまい
巨大感がまるでない…
手抜きだらけ粗だらけでも
ちゃんと完成させて偉い
サクサク進んで作業時間は二晩くらい
現チョコラザウルス枠
カプセルQミュージアム 恐竜発掘記9 の
アロサウルスと並べて
(以下追記別記事)